伝統工芸との出会い
10年前、ある伝統工芸と出逢いました
千年以上の歴史があるまちで今も伝統を受け継いでいる作家やギャラリーと交流しました(おそらく人生でこのような機会はまたとないでしょう)。
しかし平成不況のなか、まち全体の売上が下がっているようでした。
自分のできることで協力しようと思い、いろんなことを試しましたが全てうまくいきませんでした。
伝統工芸は日用品だけでなく美術品としての価値が大きいため、開拓すべき市場がアートであることに気づいたのは何年も後になってからでした。
アートとなるとターゲットは富裕層に限定されます。資金もコネクションもない自分には手が出せなくなりました。
幸いNYに行く機会を得て、現地の工芸品を見て回ることができましたが、そこはアートではなく日用品の市場でした。
日本人のギャラリーにも赴きましたが、一般人がアート市場に入るのはとてもハードルが高いことを改めて感じました。
インターネットの可能性
改めて自分の位置を振り返りました
すでにギャラリーやオークションが盛んであるなかにおいて、アートの売買に関わることが本当に世の中のためになるのでしょうか。
自分の役割ではないような気がしました。生活費が底をつきかけたところで、何ができるのかをゼロベースで考えました。
ふと、海外でも皆がスマートフォンを持っていたことに気づきました。
インターネットであれば、世界とつながることができると思いました。低コストでとても簡単に。
個人開発を経てコレクターの道へ
しかし、その時の自分にはインターネットで何かをするための知識や技術が何もありませんでした。
独学でやろうにも生活費に余裕がなく、就職して学ぶことにしました。
そしていまようやくサービスを構築することができました。
まだ十分な機能を用意できていませんが、やはりSNSはアートとも相性がいいと感じています。
伝統工芸から始まったアートの旅はこれからが本番です。
今後の発展にご期待ください